「悲願の‘爆釣’」


いつものように、帰宅後パソコンメールをチェックする。
ずら〜っと本日の釣果が書かれている。
おおー、グレめっちゃ釣れてるやん。
写真を開く。
「すごい・・・・」
これってもしかして「爆釣」ちゃうん・・・。
胸が躍る。

すぐさま兄に電話をし「爆釣」と書いていいか確認する。
「おお、ええわ。今日はええよ。爆釣や」

いままで何回却下されただろう。
結構釣れた日は兄に電話をし釣果を言い
「今日は爆釣って書いてもええ?!」と聞く。
「アホか、それくらいやったらあかん。爆釣ちゃう。書くなよ。
ほんまに書くなよ。それよか人がせっかく勝ちよるときに
しょーもないことで電話してくるな。アホんだら」
だいたいはパチンコの最中にかけて怒られる。
そんなことが何回あったろうか。

悲願のときがついにやってきた。
ホームページを開設して早や1年半。いままで書いたことがなかった、
死ぬまでに一度は書きたかった「爆釣」の文字。
感動で手が震えつつ、トップページ用の掲示板に「グレ 爆釣」と作っていく。
友人達は「試写会で生のキアヌリーブスを見た」とか
「彼にプロポーズされた」とかでいたく感動していたが
Yは「爆釣」と書けることが何よりの感動だ。
これ以上の感動はない。

アップしたホームページをしばらく眺め感慨にふける。
皆さんどんな顔で見てくれているだろうか。
想像するだけでワクワクしてくる。
そしてカメラを取り出し、アップされた画面を「記念に」撮影するのであった。

あ〜、毎日書きたい「爆釣」。


Y


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